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Nice N' Dirty / RAGE (失恋船長)
Wonderland / Crazy Games / Wizz (火薬バカ一代)
Out of Control / RAGE (失恋船長)
NO‐NO‐YEAH / GO‐GO‐YEAH / さくら / SOUTHERN ALL STARS / SOUTHERN ALL STARS (MK-OVERDRIVE)
Generation Void / IRON MAN (失恋船長)
Harms Way / TERRA FIRMA (失恋船長)
今日の10曲 (失恋船長)
東京 / ROCK AND ROLL HERO / 桑田佳祐 (MK-OVERDRIVE)


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Nice N' Dirty / RAGE

NWOBHMの波に乗りデビューを果たした中堅メンバー、NUTZ時代のポップフィーリングもうまく取り込みつつも哀愁の英国ハードサウンドを前面に押し出し、前作ではギターも前目だが今作はヴォーカルに比重を置き、楽曲もコンパクトにまとめた。
厳つさは減退したが、コンパクトながらドラマティックな展開には、ポッと出の新人では魅せられない奥行きのあるシンプルメロディックロックを披露。タイトなリズムもシンプルになったかこそ誤魔化しが聴きません、ギターチームは少し物足りないでしょうが、ヴォーカルオリエンテッドな作風になったが故の不満なので、そこは、まぁそれとして楽しんでください。

足早に駆け抜けたムーブメント、次の主戦場は英国ではなくアメリカだ、そういう米国市場も睨んだメロディック路線、このバンドのバックボーンを考えると、間抜けな結果になるわけがありません。上手いこと聞かせてくれます。軟弱なポップロックに陥ることのないアレンジとサウンドメイク、絶妙なタイム感と整合性、完成度の高さを物語っています。

前作で魅せた男前なハードサウンド、そのガッツ溢れるロックに魅了されたマニアには少々食い足りない面はあれど、メロディと楽曲を重視した作風も、彼らの真骨頂、前作にもそういうナンバーはありましたからね。
まぁ次のアルバムでは、更に大胆に音楽性を変遷させる彼ら、今作が1983年リリースという時期が最大のポイントでしょうね。元気いっぱいの快活なハードサウンド、どこか根暗なのは英国流儀だからでしょう。
アメリカのバンドはもっとカラッとしてるもんねぇ。根っこに湿り気があるのよねぇ、

失恋船長 ★★★ (2025-10-28 00:55:13)



Wonderland / Crazy Games / Wizz

ギターとオルガンのバトルっぷりがDEEP PURPLEからの影響を伺わせつつ
ヘタウマなVoが歌うメロディや、どこかヒンヤリとした冷気を放つG/Keyソロ等からは
確かな北欧メタルの息吹が感じられる名曲に仕上がっています。

火薬バカ一代 ★★★ (2025-10-27 21:15:06)



今週のアルバム10選

『ヘヴィメタルが聴きたい41』後編

①BLACK SABBATH ‐THE ETERNAL IDOL
なんかもう無かったことになっているトニー・マーティン時代のサバス
このアルバムなどある意味最後のサバス名義と呼べる傑作
商業主義を排したドラマは今なお色あせない煌びやかなセンスが散りばめられている
漆黒の闇に輝く美旋律の数々
究極の暗黒様式美がここに誕生した




②OZZY OSBOURNE - NO REST FOR THE WICKED
オジーのプロ意識の欠けた振る舞いに腹を立てたジェイク
レコーディングでも散々振り回されたことをインタビューで語るなど
確執のあったジェイクの後任は話題の的
インペリテリもオーディションを受けたと聞いたことは驚いたが
無名の新人ザック・ワイルドが選ばれるとは
ヘヴィでファットなギターサウンドは新時代への布石を打つ
リリース当時はちょっと外したとか言われた今作
しかしこれ以降は引退騒動も含め
オジーはメタルらしいアルバムを作っていない
ヘヴィメタルという枠組みの中では最後の作品はこれだろう
オープニングナンバーはヘヴィメタル史に残る名曲だ







③Outrage – Live And Rare Vol.2
橋本直樹脱退前のデモ音源が聴けるのが嬉しい
ライブ音源やデモが中心でマニア心をくすぐる
その中でも一番興味をそそられるのが
伊藤千豊が歌うUnder Control Of Lawが聴けるのがポイントだろう
アメリカのコンピ作にも提供した貴重なデモ
幻の一曲である



 
④Vanize - Twins?
あのピーター・ダークシュナイダーが歌うバンド
ウドとは兄弟なのだが声までソックリだとはね
だからと言って曲までACCEPT風味が強いとね
ちょっとやりすぎなのだが今作がリリースされた時期を考えると
正統派マニアにはありがたい存在となる
でもメジャーになれなかった
やっぱりウドすぎるからだろう






⑤Hellion - Hellion
ストレートに打ち鳴らされるアメリカンメタル
その裏街道をド真ん中で走る姿は頼もしかった
女性シンガーという存在における偏見と差別
昔はエグかったよ
勢いに満ち溢れたスピードナンバーは今聞いてもカッコいい
懐メロだけじゃない純粋さが魅力

失恋船長 (2025-10-27 04:30:17)



Out of Control / RAGE

沸き起こるNWOBHM。若手に交じり中堅どころも路線変更を果たし見事にシーンの隆盛に貢献した。そしてあまり語られないのだが、そのムーブメントを支えたレーベルがフランスのCarrere。デビュー作から激変したSAXONの2枚目をリリースしたのも、ここだしDEMONの1stも、そして母体はNutzのメンバーで構成されている英国のRAGEも、このレーベルからデビュー作をリリース。プロデュサーもSAXONやDEMONの作品に携わるピート・ヒントンが参加、厳つい英国ハードサウンドの復権と再興に躍り出るべく、小気味の好いロックサウンドを披露。

新人組とは違い既にキャリアのあるメンツだけに演奏力は一つ頭が抜けている、アルバムタイトルを冠したオープニングナンバーなど、名刺代わりには強烈すぎる一曲。派手なギターも含め、その勢いに圧倒される。英国由来の哀愁も隠し味に、適度なキャッチーさも盛り込み、多種多様な楽曲を用意とデビュー作としては出色の出来栄えだ。これほどの力作が日本では、NWOBHM四天王なるデマ中のデマ、情報操作によって無視されたのだから、恐ろしい出来事である。だってガールだよガール。腐女子編集部による捏造ですよ。

長らく廃盤の憂き目にあう幻のグループなのだが、2015年にRock Candyからボートラ2曲追加で再発。まぁ配信盤で十分なのだが、こういった中堅どころが下支えをしたからNWOBHMは今なおジャンルとして続いている。単なるムーブメントと断言する批評家もいるだろうが、ワタクシはそっちの甘い水には乗れません。

本当、タイプの違う頭3曲にやられたね。デフレパードでワーキャーでしょ。こっちもクールでカッコいいけどね。見た目重視で音楽聞いたことないからなぁ。ワシには分からんアホじゃけぇ

失恋船長 ★★★ (2025-10-27 03:24:37)



NO‐NO‐YEAH / GO‐GO‐YEAH / さくら / SOUTHERN ALL STARS / SOUTHERN ALL STARS
"さくら"のOPを飾るのはギターリフとバスドラで惹き込まれる見事なハードロック。↑ZEP.にも聞こえますね、一般にはBEATLESの"Come Together"と言われますが。そしてデタラメ英語に聞こえる歌い方で展開されるのは確かに摩訶不思議と言うかエロい香りを放つ語感重視・ナンセンスな日本語詞ですが、今回の場合造語は一つも入っていません。螺鈿紋様なんて言葉よく持って来れますよね、そんな造詣の深さも含めて重み=ウェイト&ヘヴィネスの佳曲です。

MK-OVERDRIVE ★★ (2025-10-26 08:30:05)



Generation Void / IRON MAN

前作から5年のインターバルを経てリリースされた勝負の3枚目。リズム隊が今作から刷新。ベースのGingerは女性である。音楽性は益々ドゥーム系から離れていく、ギターサウンドの粘り腰こそアイオミ直径だが、よりソリッドでテンポアップした楽曲は古典ロックとして紹介する方が適切。勿論、彼らがサバスの申し子として誕生したのは疑いのない事実なのだが、ありきたりのサイケ/ストーナー系とも違うアプローチで勝負。オリジナルティの確立という難題に果敢に挑み彼らは勝利を掴んだと言える柔軟さと、個性を磨き上げることに成功。

押しの強い焼け付くメロディは意外な程キャッチー、アイオミ風味のギターサウンドの影響もありドゥーミーさは当然あるのだが、より進化させたスタイルと、模倣の域を超えた本物のサウンドは本家への絶大なる信奉者としての流儀の表れなのか一本筋が通っている。

ノスタルジックだが古臭くない。それが現役のバンドである強みだろうし、彼らは三流のコピーバンドではない証拠と言える。なにより、うねりを上がるリズムも強烈、④曲目に登場するKing of Kingsあたりで、その中毒性のある変化自在のリズムプレイに沼るだろう。サバスを下地にしたクラシックロック、こういうスタイルのバンドはけして少なくないのだが、その沸き立つ感性に聞き手はズブズブと沈み込んでいく。手招きするのはあの世の使いなのか、トリップ感に陶酔している間にアルバムを聴き終えているでしょうね。

残念ながら国内盤はありません。日本人は何故か初期サバスを大絶賛します。そしてオジーも同様ですが、そのフォロワーとなるバンドをまるで追いかけません。そりゃそうですよ。80年代の中期から後期にかけて初期サバスなんて、古臭いのなんの、いまだにそんなの聴いているのかという扱いでした。それがグランジ/オルタナブーム、そしてオズフェスなんか始めてから空気が一変。メディアも祖はサバスと急激に持ち上げた事を忘れられません。

あの裏切りられた感は永遠に忘れられんね。ワシャ時代遅れの野風増とバカにされたもんですよ。NWOBHM四天王だのサクソンアメリカンナイズドだの、信用ならない連中が多すぎる。日本のハードシーン程閉鎖的で排他主義の国はないだろう。ロックを金儲けだけにしていない純粋さ、このバンドには、その美徳がある。しかし売れる事を魅力が比例しないのが芸術。こういう音をルーツに持てるようになったのは90年代の終わりに差し掛かってからドップリと肩に使った、因果なものである。本当のNWOBHMに触れたりと、一番音楽を楽しんだ時期だった。それだけに思い入れは強い。

自分探しの旅。若い人にこそ、聴いてもらいたいジャンルの一つ。黒いアイオミの異名を持つアルフレッド・モリス3世。このギターサウンドに魅了されるでしょうね。本当の意味でサバスの意思を引き継ぐ稀有なバンドだった。

失恋船長 ★★★ (2025-10-26 05:54:06)



Harms Way / TERRA FIRMA

暴走する初期サバス、このアルバムを表現するならば、この一言で十分だ。混沌としたハードシーン。もはや北米マーケットはHM/HR系アーティストの作品を扱わない小売店が出るほど、完膚なきまでに叩き潰された。そんな中で北欧からやってきた彼らは時代性の中で生み出されたサバスティカルなバンドとなる。
彼らは自らのルーツと対峙する形で巧みに先人たちからのアイデアを拝借する。それは単なる模倣の域を超えた作りこみだ。その出来栄えが強烈な個性となり聴き手を魅了、焼け付くサイケなサウンドはクールな感性を用いたメロディと伴走。ヘヴィで破壊的なグルーブを用いて古くて新しいサウンドを形成している。

このアルバムも前作も国内盤があることに驚いている。リリース当時は知らなかった。アップテンポな楽曲は冷徹な眼差しで聞き手を見つめる。このひんやりとした感触がバンドの肝なのだろう。ヴォーカル処理も拘りのオジー仕様。久しぶりに聴いたが昔聴いていた時よりも今の方がグッとくる。

日本では初期サバスは最高だ。オジー賛歌がえげつない。しかし、そういう人から、それ以外の類似するバンドの話を聞いたことがない。晩年はプロンプターがないと歌も唄えなったオジー、死ぬまで奥様にしゃぶられつづけた晩年が一番の恐ろしいのだが、偽のリアリティショーまでやったオジーの人生には涙を禁じ得ない。この冷ややかな感性を前に、作られた人生の惨さを覚える。

失恋船長 ★★★ (2025-10-25 05:56:55)



今日の10曲

『胸キュン/胸熱ロック 154』10選



①SABLE HILLS - Namu
LOUD PARK 25のステージにも立ち名実ともに
日本を代表するバンドとなった彼ら
若い力が海外で活躍する姿に期待したい
上手く和と押し出しアジアというキーワードを武器にした




②BOWWOW - 絆FOREVER
始めて聴いたときはV時代に繋がる壮大なバラードだと驚きました
新ハングマンのエンディングテーマという事で舐めていましたが
中盤の爆発に驚きましたね
最後までたっぷり余韻に浸れます








③HAGANE - Livin' On A Prayer
RAINBOWのカヴァーはイマイチだった
やっぱり歌い手の力量を問う内容だったが
こちらは上手く低音を生かして歌っているが
原曲の良さが全てである
こういう懐メロで高齢者を取り込みたいのは分かるが
主戦場を見誤ると危険だ
彼女たちが本当に古い音楽が好きならいいのだがね
ネモフィラのメイデンカヴァーを思い出す
このバンドのドラマーが頑張っている
彼女専用のカメラが欲しいくらいだ
頬っぺた膨らませて一心不乱に叩く姿は好感が持てる










④Grand Prix - Poker Face
癌を公表した時は驚いた
野太い歌声はパワフル
こういう歌謡ロック路線でも線の細さを一切感じさせなかった
それでありながらも哀切を伝えられる
フロンティアレーベルからソロを作れる実力がある日本人シンガーだったが
そんな夢を見たくなる実力者だった
日本という特異なハードシーン
洋楽至上主義に殺されたアーティストである無念
グランプリは中途半端だったよ







⑤Jewel - Catch the Shine
メジャーデビューの夢は叶わなかった
関東メタルの雄
良くも悪くも日本人的な魅力が詰まっている
ジャパニーズメタル略してジャパメタ
このバンドにはその言葉がよく似合う







⑥Saber Tiger - I'll Still Be Loving You
実質解散状態だったサーベルタイガー
御大木下昭仁以外はヘルプ
それが超豪華で道産子メンバーが勢ぞろい
ベースは柴田直人でドラムは本間大嗣
そして歌うはギャラが安くスケジュールの開いていた
ロン・キールときた
この意外な抜擢が思わぬ効果を生み出す
ロンが御大が作り出す叙情派サウンドに合うわけがない
しかしロンは頑張った
どこかアメリカンな声が異質な組み合わせとなる
この曲のギターソロが大好き
そしてリズム隊はエグイ




⑦Riot - Warrior
歴代シンガーの中で一番好きなヴァージョンは
レットが歌うライブヴァージョンですね
この曲本来が持つ哀切を伝えられたのはレットでしょう
哀愁の帯びたメロディにレットの乾いた空気感がよく似合う
好きだ
BURRN!誌の大野さんの意見に一票ですね





⑧Quiet Riot - Bad Boy
パワフルな歌声ですね
こういうキャッチーな曲でも一際目立ちます
いろんな意味でビックヒット一発が凄すぎた
いい曲や素晴らしいパフォーマンスも沢山あるのだが
あの曲で全てが変わった
こういう曲にも彼ららしさが表れている





⑨KISS - Deuce
エースの死去は多くのアーティストに悲しみをもたらしたでしょう
こういうシンプルな曲でもエースは存在感を出している
まぁソロパートの話なんだけどね
特にライブ映像などでは顕著である
二大看板がいるバンドでどこか窮屈そうだったエース
ソロは見せ場でしたよ








⑩Judas Priest - Rapid Fire
この曲が持つ意味合いは本当に大きいと思う
時代背景的にもヘヴィメタルの幕開けに貢献した
キレのあるスピードナンバー
なんで日本盤はこれをオープニングから外した
ワシには一生涯理解できない感性である

失恋船長 (2025-10-25 04:23:32)



東京 / ROCK AND ROLL HERO / 桑田佳祐
2002年6月、3rdアルバム"ROCK AND ROLL HERO"に先行してリリースされたソロ名義8thシングル。サスペンスドラマ的な曲を作りたかったそうでMVもそういう作りになっています。なるほど中尾彬が登場するだけで場の空気が変わりますね、香港映画だとボロことヤン・スエみたいに。スローな6拍子に乗せて東京を舞台に様々なテーマが展開される内容の曲です。映画製作の経験もある桑田らしく凝った曲ですが、田舎暮らしのドン百姓と言われる私としては軽く嗜む程度にしときます。

MK-OVERDRIVE ★★ (2025-10-25 03:04:55)