この曲を聴け! 

Hands of Time / KINGDOM COME
失恋船長 ★★★ (2025-02-24 06:48:30)
今もっても1stは叩かれ過ぎだと思っている。もう刷り込まれたから類似性を耳が追ってしまうのだが、そんなもんを気にさせないくらいパワーがあるアルバムだ。不思議なモノだ。ホワイトスネイクもどきのバンドが沢山あり、カヴァデールスタイルのシンガーがいても、非難される場面に出くわしたことがない。しかしこのバンドだけはダメというのは受け付けないのだが、逆説的に後年持ち上げられ、それに乗っかる連中もまた悪質なパクりだから達が悪い。フォロワーと便乗賑やかしでは全く違う。名前を変えて発言しても意味がないよ。犯罪者が逃げ果せる事など不可能です。

古典ロックからの邂逅、それは時にスタイリッシュな側面を持ち合わせアーティストとしての鋭い感性を見せつける、緊張感の高い空気に支配されたシリアスなサウンド。アンサンブルの頂点にレニー・ウルフの歌声を据えて、計算したハードサウンドと展開。無理にヘヴィさを押し殺すことなく時代を見据えながら多様性のあるサウンドを展開、しかしはっちゃけないよう焦点を絞っている。
レニー・ウルフという男の持ち味を遺憾なく発揮、自ら作り上げた帝国において彼の歌声は神聖なる響きとなりサウンドを支配している。まぁでもプラントしすぎるのはチョットね。あのフェイクやめさせた方がイイよ。癖なのかも知れないけどね。一度気になると最後まで集中できなくなるからね。

→同意