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Dead Brain Cells (1987年)
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Dead Brain Cells
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解説 - Dead Brain Cells
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2025-02-18 00:23:33)

80年代の活動期間中よりも、解散後の90年代以降に急速にレジェンド化が進行したように思えるカナダはケベック出身のスラッシュ・メタル・トリオ、DEAD BRAIN CELLことDBCがCOMBAT RECORDSから’87年に発表した1stアルバム。
こっちが彼らの存在を知った頃は本作の入手など夢のまた夢、リプロ盤ぐらいでしかお目にかかったことがなかったので、’23年にオフィシャルな形でのリマスター・リイシューが実現した際には小躍りして喜んでしまいましたよ。そして肝心の中身の方も、埋葬中に賞味期限切れを起こすことなく、時の試練に耐え得る確かなクオリティを有していたので、こっちの踊りっぷりもさらに激しさを増した次第。
1~3分台とタイトに刈り込まれた楽曲のランニング・タイムや、荒くれたシャウトVo、ヤケッぱちな突撃感覚等に、バンドのルーツであるハードコア/パンク時代の面影を留めつつ(MOTORHEADからの影響も少々)、粗くヤスリを掛けたようなGリフを刻み、不穏感を煽るメロディを奏でるG、激しくのたうち回ってリード楽器の役目を担うB、前がかりな疾走パートから複雑なリズム・チェンジまで難なくこなすDsといい、演奏は精緻にしてテクニカル。それが単なる技術のひけらかしに終わっていないことは、テクに裏打ちされたダイナミックな曲展開がもたらすカタルシスを織り込んでスリリングに畳み掛ける、⑤⑥⑧⑨といった収録曲のカッコ良さが物語る通り。
DBCのインテレクチュアルな個性が本格的に開花するのは次作ですが、デビュー作ならではの荒々しさと創意工夫が詰め込まれた本作もまた唯一無二の魅力を放つ力作なのは間違いありません。



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