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Save Your Love / Modern Times(Jefferson Starship) / STARSHIP (火薬バカ一代)
Modern Times(Jefferson Starship) / STARSHIP (火薬バカ一代)
Cheer Down / Best of Dark Horse 1976–1989 / GEORGE HARRISON (MK-OVERDRIVE)
Straight Up / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Sing for the Song / Straight Up / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
No Good at All / Straight Up / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Baby, Please / Straight Up / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
I'll Be the One / Straight Up / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
It's Over / Straight Up / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Perfection / Straight Up / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Sometimes / Straight Up / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Sweet Tuesday Morning / Straight Up / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Suitcase / Straight Up / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
I'd Die Babe / Straight Up / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Flying / Straight Up / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
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Living in Oz / Living in Oz / RICK SPRINGFIELD (火薬バカ一代)
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Save Your Love / Modern Times(Jefferson Starship) / STARSHIP
イントロからエインズレー・ダンバーが重たいリズムを叩き出す
アルバムにおいてもHR色強めの仕上がり。この曲を名曲たらしめているのは
ミッキー・トーマスが歌い、クレイグ・チャキーソが奏でる
日本の歌謡曲にも通じる濃いめの哀愁のメロディではないかと。

火薬バカ一代 ★★★ (2025-02-25 23:40:48)


Modern Times(Jefferson Starship) / STARSHIP

主力メンバーが次々と脱退していく窮地にあって、若き実力派ミッキー・トーマス(Vo)、元JOURNEYの豪腕エインズレー・ダンバー(Ds)といった新たなタレントを補充することで息を吹き返したJEFFERSON STASHIPが、81年に発表した6thアルバム。
前作『FREEDOM AT POINT ZERO』(’80年)は、そんな彼らがHR路線に開き直って放った快作であり、個人的に数あるJEFFERSON STASHIPのカタログの中でも最も愛して止まない名盤の一つなのですが、その成功の勢いを駆って再びロン・ネヴィソンをプロデューサーに起用。同じラインナップを保ってレコーディングが行われている本作もまた、更にメロディアスHR路線に踏み込んだ仕上がりとなっています。
何しろバラードすら見当たらないという徹底ぶりで、煌びやかなシンセが映える①、次作でバンドに復帰を果たすグレース・スリックがゲストVoとして華を添える②、ライブで盛り上がること請け合いの③…と、張りのあるミッキーのハイトーンVo、一打一打が重たいエインズレーのヘヴィ・ヒッティングはこうした作風にマッチ。クレイグ・チャキーソのGも負けじとホットな弾きまくりを披露してくれていて、日本の歌謡曲ばりの哀愁を纏ってハードに駆け抜けていく④と、“ALIEN”のタイトル通り重厚かつスペーシーな雰囲気漂わすドラマティックな⑧は、特に感銘を受けた本編ハイライト級の名曲ですよ。
セールス的にも評価的にも振るわなかったものの、個人的には前作と共にHR/HMリスナー向けJEFFERSON STASHIP入門盤にお薦めしたい名盤。もじもじクンのコスプレみたいな恰好の女性が映り込むジャケットだけ見ると、とてもそうは思えないかもしれませんが…。

火薬バカ一代 ★★★ (2025-02-24 23:54:03)


Cheer Down / Best of Dark Horse 1976–1989 / GEORGE HARRISON
GEORGEソロ25thシングルでありMEL GIBSON主演映画"Lethal Weapon 2"のエンディングテーマ。米国では1989年8月サントラ盤のOPに収録され同時にシングルリリース、本国UKでは10月リリースの本ベスト作ラストを飾ると同時にUSとは別仕様でシングルカットされました。作詞にTRAVELING WILBURYSの同僚TOM PETTY、プロデュースに同じくJEFF LYNNEが協力して出来た心和むポップソングです。して"cheer up"でなく"cheer down"とは? どうやら造語らしく"頑張らなくて、無理しなくていいんだよ"という意味合いだとか。"頑張る"は"我を張る"に由来するとも言います。米英ではジョージ生前最後のシングルとなったこの曲そして穏やかなスライドギターを聴きながら、私も無理せずマイペースでいこうかなと。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2025-02-24 09:26:04)


Straight Up / BADFINGER

1971年12月米国で、翌'72年2月母国英国でリリースとなったBADFINGER名義では3rd、IVEYS時代から通算して4thとなるオリジナルアルバムです。USチャート最高位は前作より落としたものの31位と十分ヒット。プロデュースは途中降板のGEOFF EMERICK、GEORGE HARRISON、相性の悪いTODD RUNDGRENとコロコロ変わって最終的に5.~7.・9.がGEORGE、1.~4.・8.・10.~12.がTODD、2010年再発盤における前作"No Dice"の1992年盤で初出の"I'll Be the One"を含む未発表曲4曲がGEOFFプロデュースでレコーディングされたとのこと。私にとって初BADFINGERが"Know One Knows"で次が"Day after Day"なので本作も早くに聴いてたかと思いきや、手許にあるのは1993年再発盤。つまり2010年再発盤収録の未発表曲のうち3曲は最近初めて聴いたものです。さて本作はそうした未発表曲やボートラ抜きにしても捨て曲なしの、むしろ全曲名曲と言える最高傑作。メンバーショットのジャケも最初はシンプルすぎるなと思いましたが今見るとカッコいいですね。BADFINGERの全盛期そして平和だった時代最後の作品ということでバンドの本質を知るには打って付けの作品です。私も彼らのオリジナルアルバムは前作と本作に"Wish You Were Here"しか所有していません。建前はこの3作だけでお腹一杯になりますから、本音はやっぱり根がアメリカン好きですから。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2025-02-02 09:26:19)


Sing for the Song / Straight Up / BADFINGER
ぶっちゃけ"Money"なんぞよりこっちを採用して欲しかった、本作の未発表曲4曲目。2010年盤のラスト18.に収録されたTOM EVANSによるアンセムです。個人的にMyPageでタイトルにmusic、sing、songの付く曲を時系列順に羅列してありますが、当時から正式に発表されていれば間違いなくそのリストに入っていたでしょう。そんな私が認めるジャンル不問の名曲です。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2025-01-30 01:59:36)


No Good at All / Straight Up / BADFINGER
2010年再発盤トラック17.に収録のコンパクトなTOM EVANS作品。音像は同時期のT. REXで歌詞は翌年のLOGGINS AND MESSINA"Your Mama Don't Dance"に通じるものがありますが当時は未発表ですから偶然でしょう。全然"no good"じゃなくてこういう楽しい曲は問答無用で"いいね"ですよ。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2025-01-29 01:30:01)


Baby, Please / Straight Up / BADFINGER
2010年再発盤のトラック16.に収録されたもう一つのメンバー4人名義によるゴキゲンなパワーポップになります。"Name of the Game"をシャッフル調ハードポップに変えたみたいな使い回し感はありますが、歌詞はbawdy clawdyなんて卑俗なワードも入った全く別物。全体にコミカルな雰囲気でこれまた技術的に可能なら本編に入れて欲しかった1曲です。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2025-01-28 01:10:15)


I'll Be the One / Straight Up / BADFINGER
初出は前作"No Dice"の1992年再発盤で本作でも2010年再発盤のトラック13.に収録されたメンバー4人のクレジットになるボーナストラック。ヴォーカルのハモりが微笑ましい、とても穏やかポップなラヴソングです。Number oneかonly oneかそれともone of themか、どう解釈するか或いは自身がどれになれるかはあなた次第。こういう雰囲気の良い曲が本編から落とされたのが不思議ですよ。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2025-01-25 08:59:15)


It's Over / Straight Up / BADFINGER
本作ではイマイチ突出した曲が無かったTOM EVANSがラストに名バラードを演ってくれました。歌詞は大仕事を成し遂げ任務を果たして満足のうちに去っていく内容で、別に彼がバンドを去る訳ではありませんが他はまさにこの曲のトム自身ですね。大袈裟なまでにコーラスが入ったアレンジがスケールを感じさせます。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2025-01-24 08:22:49)


Perfection / Straight Up / BADFINGER
PETE HAM作のアコースティカルなミディアムスローナンバーです。"No Matter What"や"Baby Blue"に共通するピートらしい安心・安定のメロディに、歌詞は実直な愛と平和祈願の歌となっています。"争うな、傷付けるな、話せばわかる"といったところでしょうか、そういう"完璧な"問題解決がなかなか出来ないのが人間なのですが…。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2025-01-23 08:33:15)


Sometimes / Straight Up / BADFINGER
も一つ完成度の高いJOEY MOLLAND単独作のパワーポップなロックンロール。一聴してわかる通り兄貴分のBEATLESに寄せた作風でJOEYの歌唱もPAULみたいに聞こえますね。或いはアメリカに飛んでMONKEESのデビュー曲にも? 歌詞は悲しみや苦痛は明日には消えるさといったポジティヴなものです。PETEやTOMにはないセンスで音楽の幅を広げています。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2025-01-22 01:41:26)


Sweet Tuesday Morning / Straight Up / BADFINGER
美メロが印象に残るJOEY作のアコースティックな名曲。動画ではTOMそれにPETEまでアコギを弾いていて完全にフォークロックですね。イケメンのJOEYは絵になりますなぁ。歌詞も一見ただのラヴソングのようで実は?な感じです。UK盤と日本盤シングル"Day after Day"のB面曲-US盤では"Suitcase"-でした。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2025-01-21 08:32:18)


Suitcase / Straight Up / BADFINGER
ライヴツアーで多忙な様子を歌ったと思われるJOEY MOLLAND作のミディアムスローなロックンロール。韻を踏んだ歌詞とブルージーなメロディが癖になりますね。本人にとっても大切な曲なのでしょう、2020年には米ギタリストSONNY LANDRETHをフィーチャーした新ヴァージョンが出ているというからこちらもいずれ。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2025-01-17 08:03:11)


I'd Die Babe / Straight Up / BADFINGER
TOMとの共作を含めて本作では5曲を作曲しているJOEY MOLLANDの単独作になる、哀愁キャッチーなアダルト指向のパワーポップです。弾き過ぎず控え目なギターが切ないですね。ちょいちょい出てくる暗示的なタイトルですが、この時点では想像だにできなかった筈ですから普通に解釈しましょう。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2025-01-16 07:52:54)


Flying / Straight Up / BADFINGER
TOMとJOEYの共作になる短いナンバー。アルバムタイトルの"straight up"な飛躍ではなく浮遊するようにサイケデリックな曲調は本作の1.~4.8.10.~12.をプロデュースしたTODD RUNDGRENの趣味でしょうか。こういう曲の存在がアルバム内でメリハリをつけています。シングル"Baby Blue"のB面曲でもありました。

MK-OVERDRIVE ★★ (2025-01-15 02:27:46)


Money / Straight Up / BADFINGER
TOM EVANSの作品でヴォーカルもTOMが担当。タイトルからお察しの通りその後バンドが巻き込まれるトラブルを暗示するような歌詞となっています。PETEの一件もTOMが実情を教えたのが直接の引き金でした。恐らく当時から感付いていたからこそ生々しい現実を歌った曲が出来たのでしょう。

MK-OVERDRIVE ★★ (2025-01-14 02:03:24)


Living in Oz / Living in Oz / RICK SPRINGFIELD
Gが刻む印象的なリフと煌びやかなシンセを纏って
軽快に疾走するアルバム表題曲。哀愁のメロディを
熱唱するリックのVoも力強さを増していて、
本作のHR志向を感じさせる仕上がりとなっています。

火薬バカ一代 ★★★ (2024-09-13 00:53:44)


Living in Oz / RICK SPRINGFIELD

個人的にブルース・スプリングスティーンとごっちゃになってしまうことが多かったリック・スプリングフィールド。オーストラリア出身で、長らくの下積み時代を経て80年代初頭にまず役者としてブレイクを果たした彼が、俳優/シンガーとして人気絶頂の時期にあった’83年にリリースした7枚目のソロ・アルバムがこちら。
無精髭生やして精悍さをアピールするイメージ戦略の変化が物語る通り、本作においては「歌えるアイドル俳優」から「本格派ロック・シンガー」への転身を企図。それに伴い、より力強さを増したご本人のVoといい、サウンドを引き締めるエッジの効いたGに躍動するリズムといい、これまでよりも格段にHR色(アリーナ・ロック風味)が増強された仕上がりとなっています。
勿論、『ブレードランナー』風のPVも作られたOPナンバー①を筆頭に、シンセを生かしたアレンジ等には従来のニューウェーブ風味も留められていますが、それ以上に印象に残るのは、ライブ映えするノリの良さと、一緒に歌いたくなるキャッチーなコーラス・ワークに彩られたメロディアスHRナンバーの数々。中でもレゲエ調のヴァースからサビメロでは爽快な疾走へと転じる曲展開が秀逸な②と、煌びやかに踊るシンセと哀愁のメロディの援護射撃を受けてキャッチーに駆け抜けるアルバム表題曲④は、「リック・スプリングフィールドってニューウェーブ・フィールドの人でしょ?」というこちらの認識をぐるっと引っ繰り返してくれるインパクトを放っていましたよ。
そんなわけで、HR/HMリスナー向け入門盤としてもお薦めの1枚であります。

火薬バカ一代 ★★★ (2024-09-11 23:58:40)