⑦Calling Out To Me(RR-176-2) / MARIAH >まず前身PRETTY BOYから発展した5人組で中心はデニス・リンド(Vo.)でその風格ある歌唱はA級の空気を感じます して本作1st"セルフタイトル"にはなんとあのジョンとリッチー(勿論、ボン・ジョヴィの二人)の手掛けた楽曲"Jamie"が収録されていたり、あの名曲"Forever Young"(タイケット)の楽曲クレジットに名のあるジミー・ディレイラ(Key./G.)が正式メンバーだったりするから驚きだ 本作は前身時代のオクラ作品からも再録収録もあるが、その他楽曲の質もかなり高い(録音は'90年で本作もオクラ入りというかデモ作品なのだろう) 前身作品とこのMARIAHの3作品がこのレーベルから'05年以降に発売されているが、全てが正式発売出来ずじまいってのが政治的な別の力があったのか分からんが、その作曲能力だけでも一級品だったのだから不思議だ
⑧Here Comes The Night(RR-356) / MONRO >(このレーベルでは珍しく)英国産4人組の'87年発表の唯一作で、当時のCD化はここ日本だけだつたという事もあり、帯付き国内盤は超激レア指定されいる作品 B誌!では"71点"と微妙だったが、確かにこの手のKey.を効かせた売れ線路線はB!誌では毛嫌いされていたと思う 曲によっては確かにお洒落すぎるアレンジは微妙だが、メロ質は高いモノがある
⑨Stay The Night(RR-296) / PAIR A DICE >歌唱はこの後、自らの名を冠したランシアを立ち上げるポール・ランシア '89年に録音されながら世に出ることのなかった6曲の発掘音源で、録音はやや粗いがメロディックなアメリカンハードのレベルは高く、個人的にはそのランシア作品よりもこっちの方がカッコ良く感じる イケメンのメンバー5人を写したジャケ写では真ん中に陣取るランシアの野心的な視線が突き刺さります
⑩Now And Forever(RR-250) / STAXX >US産5人組が'92年に録音しながら未発に終わった13曲の発掘音源 その歌唱から思い出すのが「ハビロンA.D.」でしょう 粒揃いの楽曲はその作曲能力の高さも感じます 中々華やかなG.ワークも素晴らしく時代的にも悪かったのだろうが正式デビュー出来なかったのは残念無念
⑩SINERGY - Return To The Fourth World 相撲レスラーキンバリー・ゴスのライブパフォーマンスがちらつきますが このバンドらしい緻密さ 印象的なギタープレイを随所にねじ込み聴き手を魅了 メロデスの世界で終わらせるのは勿体ないと思いますね キンバリー・ゴスが歌うメロが印象的
①YNGWIE MALMSTEEN - RISE UP もう過去の焼き回しが増えてきたイングヴェイ まぁRIOT IN THE DUNGEONSなんですけどね でも強度も硬質感が高まり ドゥギーも期待に応えた アルバムタイトル通りアタック感が強まった一曲 RISE UPとは立ち上がれというポジティブな意味があります 雑誌のトレースに始まり外部サイトの転載と 複アカを作るアホウな複アカ4に一撃を喰らわす意味もありますね
②M.S.G - This Is My Heart 新しい相棒のロビン・マッコリーとのコラボはこういう路線なんですよね ロビンの押しの強い歌声がソフトケイスされたサウンドを押し上げます マイケルファンには消化不良なんですけど ラジオフレンドリーな曲としては抜群です まぁ1989年という時代の成せる技でしょう
巳年的十曲。 THE SERPENT AND THE KING / INVINCIBLE SHIELD / JUDAS PRIEST RATTLESNAKE SHAKE / SKID ROW / SKID ROW RATTLESNAKE SHAKE / DR. FEELGOOD / MOTLEY CRUE SNAKE BITE LOVE / SNAKE BITE LOVE / MOTORHEAD SNAKE IN THE GRASS / SET THE WORLD ON FIRE / ANNIHILATOR SNAKE EYES / CRIMSON & JET BLACK / ANTHEM BLOOD OF THE SNAKE / BLOOD OF THE SNAKE / DEREK SHERINIAN THE EAGLE AND THE SNAKE / EREMITA / IHSAHN THIS SPITEFUL SNAKE / OBZEN / MESHUGGAH CHAPTER FOR TRANSFORMING INTO A SNAKE / BLACK SEEDS OF VENGEANCE / NILE
⑧DAMZELL - Shock of the Guillotine 福岡の鋼鉄ファイター その剛毅なサウンドにはメタル魂が乗っかっていた 荒削りな面はあれど正統派メタルスタイルは このバンドの魅力を押し出している 歳を取るほど この手のサウンドが好きになる ワシはこの時代の音を生涯聴き続けるだろう
⑨BON JOVI - COME BACK 個人的にボン・ジョヴィは1stがお気に入りである この哀愁のメロディと力強いリフレインとコーラスワーク 何度聴いてもグッとくる もうこういう曲はやらないが こういう曲をやるバンドには出会いたい 個人的には1st最強説を唱える少数派の男である LOVE LIESとかもいいよね
⑩SEBASTIAN BACH - What Do I Got to Lose? もう昔のようには歌えないのですが それでも現代と往年のサウンドを上手くミックス テクノロジーの恩恵を受け雰囲気を作り出した アルバムのオープニングナンバーで失敗しただけに こういう曲で挽回しただろう SKID RAWファンにはありがたいサウンドだし 彼のキャリアを追いかけてきたファンにもありがたい一曲だ アカウントを沢山作っても首は振れません
③Fastway - If You Could See このバンドもシーンの移り変わりに翻弄された典型例だろう 後にリー・ハートと合流するとはねぇ この時代のバンドは歯応えがあった 普遍的なロッカバラード エモーショナルながらクドくない歌声もバッチリハマっています 再考されるべきバンドですよ ちなみにFASTWAYの発言が消失しています 勘弁してくれい
①Moggs Motel - Apple Pie この憂いのある哀愁のメロディ ブリティッシュロックですよね 派手な仕掛けなんていらない 小細工無用なれどテクノロジーの恩恵は全身で浴びております フィル・モグにはこういう曲がよく似合う
②Magnum - Run Into the Shadows 威厳があるんだよなぁ 年季の入り方が違う 哀愁のメロディに泣けてくる サビメロにホロリとさせられる トニー・クラーキンがいないのは寂しすぎる もう彼が紡ぐ美旋律が聴けない トニー・クラーキンあってのボブ・カトレイだろう 無念じゃご冥福をお祈りします
⑤TRASH GANG - Can't Get It Enough 浜田麻里のバックから卒業した佐藤克也 松本孝弘はB'zに逃げたが 佐藤克也は真正面からハードサウンドで挑んだ タイアップアルバムだったが 活きのいいハードサウンドを聴かせてくれた 無名の新人シンガーもデビュー作としては頑張っていたよ ギターオリエンテッドな作風だがバランスは取れている
⑥Obsession - For The Love Of Money まさかラウドネスのヴォーカルになるとはね メタリックなマイクのハイトーン そしてガチムチのUS産裏番サウンド そこに大衆性も混ぜ込みバランスで勝負 ピュアな時代のサウンドです
⑦Overkill - In Union We Stand オーバーキルにとってはメタルアンセムであろう やはり唄えるシンガーがいるのは強い 走るだけがメタルじゃない ドッシリと構え哀愁を轟かせたミドルナンバー クールですねぇ
⑧WHITESNAKE - Don't Break My Heart Again 今でもライブでやっているのだろうか? やはり渡米前の彼らにとっては最高に盛り上がる一曲だった 哀愁のメロディとキャッチーさ このバンドにとってはキラーチェーンだった 哀悼の意味も込めて 今日はスーパーロック84ヴァージョンで ドラムはコージー ソロではギタークレイジーぶりを見せつけたジョン 無限の可能性を秘めたラインナップだった あんなムキムキマッチョなアメリカンナイズドアルバムで成功するとはなぁ 本懐とはおもえんねぇ
⑥AVIATOR - Holding On アルバムジャケットと音楽性がこないにも違うバンドはいないぞ メロディ派のマニアにしか愛されないバンド もっと多くの人に認知されるべきだ 哀愁のハードポップマニアにはたまらんでしょうねぇ ツボを押えたアレンジとチョイハスキーな歌声が 哀愁路線に合わないわけがない
⑦Graham Bonnet Band - My Kingdom Come ついこの間の事に感じるグラハムのハードサウンドへの帰還 マイケルと活動したりとシーンに復帰した感はあるのだが こうして純然たるバンドで正統性の高いサウンドを披露した時は驚きと共に歓喜があった その後は尻すぼみでアルカトラスで大失速 やはり根がメタル系ではないグラハムでは無理があるのだろう このパワーヴォイスを持ちながら活かす場所がない男 それも人生 この曲を聴くとつくづく思うねぇ
⑧SEBASTIAN BACH - (Hold On) To The Dream スローな出だしでバラードかと思ったら 一気に屈折した世界観を披露と混沌とした状況が訪れる そこからSKID RAW時代を懐かしむも衰えがエグい この男の転落人生が曲調とリンクする バラードに聞こえるって恐らく体験版の数十秒試聴とかしたのだろう あとはお得意の切り抜き記事ですかね アカウントを複数作った罰ですかね
⑨SAXON - Fire and Steel 初期の頃を想起させるスピードナンバー アフターバーナーみたいなドーピングナンバーじゃないのがいい そのまま走らずにクールダウンパートを儲けたのも正解 淡泊になりがちなサクソンスピードナンバーに見せ場を設けた タイプの違うギターコンビも機能 次作に期待が持てますねぇ 高すぎるプライドが邪魔をして尖ったことを言う老人にはなりたくない みっともない痛々しい
⑩Diamond Head - Helpless Am I Evil?をメタリカがカバーしてくれたおかげで 印税が毎年たっぷり入るようになったと感謝の言葉をのべる 看板ギタリストのブライアン・タトラー いかにもNWOBHMなサウンド大好きですねぇ ただ速いだけじゃないのが好きですねぇ
②DORO - Total Eclipse of the Heart 御大ロブ・ハルフォードとデュエット ボニー・タイラーのヒット曲として有名 ドロに似合いの一曲ですよねぇ 普遍的な魅力を持つ楽曲の良さ そしてメタル神と女神の共演 曲調に反して何故か熱いモノがこみ上げます
③ANNIHILATOR – Psycho Ward SET THE WORLD ON FIRE時代のマインドがありますね あのクリアトーンのアルペジオが聴けたら十分 変にひねくれていない ストレートな展開も耳を惹きます それでも十分に変化球を放っている 大谷翔平のスライダーだよ
④彩 with SUPER VIBRATION - Nothing But LOVE WIREDのギタリスト大上龍さんのバンド この女性シンガーの存在感は一般層に食い込ませるだけのインパクトはあった 曲作りの妙味 根底にあるのはハードサウンドだが解釈を変えて上手く対応している なんか癖になる一曲だ 大好きというわけではないのだが歌詞も歌声も絶妙なんだよなぁ
①Shellshock - Under The Flag 戦争神経症というバンド名のインパクトは今も強いですね 力強く踏み込まれるリフとリズム ヒステリックな歌声が勇壮なサウンドに絡む様は絶望の叫びだ この曲から2曲目のGet Into The Shelterに繋がる瞬間のカッコ良さ コロナ渦以降どうもライブ会場に足が向かい オジサンになったのもあるのだが 今のうちにもう一度見ておこうと思いますね
②Casbah - Death Metal ダイハードなサウンドは日本のメタルシーンでも異彩を放っていた ドスを効かせ咆哮する羽鳥のカッコ良さ そのサウンドに負けない爆裂轟音サウンドに飲み込まれます 理論など糞食らえ上品なメジャーサウンドもイイが こういう刺激的なサウンドに心を奪われますね 初期衝動を蹴り上げてくれるサウンド やっぱりメタルをスラッシュから入ったので 今でもお気に入りなんです
⑥Paradyne - Take your time たどたどしい演奏に心配になるのだが それも愛すべきNWOBHM 本当に火山噴火直前のマントルの如く 地下シーンを沸騰させた有象無象バンド群 下手さが味であり 思い出をくすぐる 飽くなき探究心に火をつけたマイナーな戦士達 90年代の中頃から今なおまだ見ぬマイナーメタルへと出会いに胸が躍りますね
⑧WOLF - LOVING YOU 泣きの名バラード 松本の絶唱に胸打たれます 黒木のギターソロも素晴らしい 両雄並び立つ姿を今一度見てみたかった
⑨HEAVY METAL ARMY - HEAVY METAL ARMY 唸りを上げる中島のシンセ そしてJJのパワフルな歌声 このグルーブはホンマモンである 沖縄のハードサウンドはウチナンチュウならではの音である 今聴いても十分通用する斬新さがある 参加メンバーが沖縄選抜だからねぇ センスが凄いのよ
⑩Metal Church - Beyond the Black ド迫力 威風堂々とはこの事でしょう US産裏番長メタルの凄み 隆盛を極めつつあるL,Aマーケットの裏で 彼らが支えたからアメリカのメタルは死に絶えなかった 彼らの遺伝子はしっかりと引き継がれている
⑥ACCEPT - Princess of the Dawn クラシカルというのはこういうのを言うのだろう ライブにおけるアレンジとウルフのギターに酔いしれましたね ウドの抑え気味の歌声もウルフの旋律も夜明け前にピッタリ 好きな曲やで~ 何度聴いても痺れるわ 歌詞を読み光景が眼前に現れます
⑦Zar - Line Of Fire 歌が上手いねぇ 澄み切ったハイトーンだが空間を切り裂く力強さがある 流石はジョン・ロートン 不出生の名シンガーですよ 惜しい人を亡くした 晩年は大がかりな活動してなかったもんなぁ ジョン・ロートンとケン・ヘンズレーの二人が活動した時代もあるけど 予定通り長続きしなかったもんね
③Children Of The City[1989] / ESCAPE >先述2組に比べるとよりメロウな方向性の5人組1st"S.t."から G.氏の片割れがKey.も兼任してメロウさをアピールしており、ミッドテンポに展開する表題曲は適度にKey.を効かせたメロハー的音楽性も有しております(1曲目は疾走するメタリックな曲ですが) 尚、オリジナル盤はやや高めで取引きされているようですが、外目からは判別の難しい安価なコピーもあるので注意
④Work Hard, Die Young[1986] / HIGH TENSION >ピゲ面2人を含む4人組の2nd"Under Tension"から その歌唱、そして適度な哀愁感で思い出すのがSINNER そのVo.氏の節回しから名盤"Touch Of Sin"辺りを彷彿とさせますが、アレほどのクオリティとまでは到達しておりません(苦笑)...が、コレも中々イイんです(笑)
⑤Lost In The City[1988] / KINGDOM >後にバンド名をDOMAINに改名した5人組の改名前1stで、アルバムタイトルでもある表題曲はかの"The Final Countdown"を意識したしたことは明白ながら名曲である事に変わりは無いでしょう 因みに'21年にようやく美麗なオリジナルジャケアートでの再発(リマスター)が叶いました
⑥Run For The Night[1985] / MAD MAX >次作推しの方が多いのでしょうか? ワシが最初に触れたのがこの表題曲で、国内発売されたコンピ"Heavy Metal Warriors"に収録されておりました 音作りも含めややツメは甘いが、メロディックな響きは魅力的でマイケル・ヴォス(最近は"フォス"表記らしいが)の適度なカスレ声ともよく合っていると思います
⑦La Prisoner[1985] / MIDNIGHT DARKNESS >ヒゲ面が4人いる正統派5人組の唯一作"Holding The Night"より 全体としては80年代期プリーストからの影響が強く、表題曲もその路線上に存在するのだが歌メロの起った正統派メタルは魅力的 裏声ハイトーンという当時のジャーマンには多かったスタイルなどを考えるとGRAVESTONEやSTORMWITCH(3rd迄)辺りと近い音楽性だったと思います
⑧The Beauty And The Beast[1987] / STORMWITCH >"中世バロックスタイル!?"へとバンドイメージを変えた4thで表題曲は2曲目のタイトル曲 出だしの"夜明け!?"を感じさせるKey.旋律から始まる展開はゲスト女性Vo.もあり以前との違いを見せるメロディックな路線 "前の方が良かった!?"という方もおられようが、ワシが(学生時代に)初めて触れた作品でもありこのバンドへの思い入れは本作あっての事
③Steve Thomson - Walk Like A Man フックのあるメロディが耳を惹きますね サビメロはアレに似すぎなんですが まぁそれをいい出すと曲そのものがなんで 上手く聴かせ歌えばワタクシは問題なしです これは○○に似ているとか いにしえとかいっちゃダメなのよ 複数アカウントはダメなのよ それは犯罪者なのよ
④IRON MAIDEN - Man On The Edge もはやブレイズ・ベイリーがいた時代は悪夢と言われる 確かにブレイズの歌唱スタイルと 荘厳な大作主義のメイデンサウンドとの相性は悪かった しかしこういうスピードナンバーでは それなりに機能したと思うが やはり声が軽い ディアノのようなパワーもブルースのような圧倒的な歌唱力もないので 厳しいだろう でも自分のソロバンドでもやるくらいだから ファンの方もそろそろ許してやって欲しいねぇ たまに聴くとイイよ
⑤早川めぐみ - No More Tears 今でも両思いよりも片思いが好きというプロフィール欄が忘れられん 死ぬほどワロタ今でも使うネタである 歌声はアレだが 曲は本当に泣かせのナンバーだ ギターソロも素晴らしい フェードアウトする最後まで耳を捉えて離さない