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The Electric Age (2012年)
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The Electric Age
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解説 - The Electric Age

2012年3月27日、eOne Musicよりリリースされた16thアルバム。(ヨーロッパではNuclear Blastより)
Billboard 200において過去最高の全米77位を記録した。

Recorded:September 2011–January 2012, Gear Recording Studio, Shrewsbury, New Jersey
Producer:Overkill
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コメント・評価

Recent 50 Comments



2. ヤングラジオ ★★ (2012-04-21 17:32:25)

歴史が長いバンドだと、逆に初心者にはとっつきにくくなる傾向がある。
どの作品を聞けばいいのか、どれくらいの作品を聞けば全貌が掴めるのか、とか考えていると、結局面倒くさくなるという結論に結びつく可能性がある。

僕は半分以上彼らの作品を持っているけど、かと言って特別に思い入れのあるバンドではなかったりする。
これを冷静に考えてみると、作品の出来の良さでつまりは購入している訳で、僕にとっては安定感のあるバンドである。

この新作も実にらしい作品である。
楽曲的には前作の方が好みだけど、完成度はやっぱり高いバンドである。
コンスタントに新作を発表している点でも、貴重なバンドである。
典型的なベイエリアサウンドなんかと比較しても、負けない格好良さと威圧感がある。
まあ前作の方が、楽曲的にはキャッチーだけどね。




3. 火薬バカ一代 ★★★ (2012-04-22 08:15:59)

噛み付くように捲くし立てるブリッツのハイテンションなVo、野太い音色で存在感を主張するD.D.のB、ボビー・ガスタフソンの幻影を消し飛ばす名演連発のデイヴ・リンクスと、バキバキにビルドアップされたリフを刻むデレク・テイラーのGコンビ、それにコンクリの如き硬質なリズムを鼓膜に叩きつけてくるロン・リップニッキのDs・・・といった具合に、百戦錬磨の猛者達が隊列組んで織り成す、鋼の如き強靭さとハッチャけた炸裂感を伴ったパワー・サウンドのド迫力に、ただただ黙って平伏する'12年発表の16thアルバム。
スピーディ/アグレッシブ/ダイナミックの三拍子揃った名曲①で幕が開く本編は、ここ数作で提示された現行OVERKILLの作法に則った作風を実直に継承しつつ、OPナンバーからして早くもIRON MAIDENを思わせる勇壮な(ライブ映えしそうな)シンガロング・パートを導入。メロディアスなGソロの練り具合といい、重厚感より俊敏なフットワークやドラマ性重視の曲展開といい、今作は全体的にオーセンティックなHM成分が増量されている印象が無きにしも非ず。中でも切れ味鋭く突っ走るスピード・メタル風味の⑤は、メタル者ならハート鷲掴みのキラー・チューンですよ。
キャッチーなノリの良さとヘヴィ・メタリックなダイナミズムが同居した②、パンキッシュな③、アルバム随一の劇的さを誇る⑥、ハイテンションなスラッシュ・ソング⑨に、穏やかなイントロから激烈なスパートへと転じてラストを締める⑩・・・といった王者の風格漂う名曲の数々を聴くにつけ、OVERKILLが今後10年は余裕でスラッシュ・シーンの頂点に君臨し続けるであろうことを確信させられる1枚。




4. cri0841 ★★★ (2012-06-17 21:31:23)

2012年発表の17th(実質16th?)。前作に劣らぬ優れた
パワー/スラッシュメタル作品!
今回のアルバムの方が彼ららしいなと思うのは、
よりロックンロール・テイストを強く感じるからか。
同時に彼らが本来持っている正統派メタルも織り込まれてるのが
たまらないね!
あと前作は冒頭3曲のインパクトが強かったが、
今回は4曲目以外は全てキラーチューン!隙がない!
前作の時も思ったけど、「RUST IN PEACE」の頃の
MEGADETHをよりストレートにしたような感じ。
ギターのデイブ・リンスクが非常にメロディアスな
ソロを弾いていて、思わず唸ってしまう。
凡百のスラッシュメタルと違って、病的なところがあまり無く、
明るく健康的なのがポイント高い。
彼らを初めて知る人は、迷わずこれと「IRONBOUND」を
セットで揃えて欲しい!




5. GOD ★★★ (2013-02-20 23:18:42)

Overkillは全然聴いたことがありませんでしたが、評判がいいので買ってみました。
これは凄まじいテンションのアルバムですね!
とても中心人物が50過ぎに感じません。

音質は超良好。
すべての音がクリアーで音圧もあり、ベースのバキバキした音が特に気持ちいいです。
ドラムも気持ちよくスラッシュビートを中心に疾走。
ギターもザクザクとキャッチーなリフを刻みまくり、時折メロウなフレーズを入れてくるのがイイですね。
ヴォーカルは結構クセがありますね。最初はちょっと抵抗ありましたが、聴き続けてたら気にならなくなりました。
今では好きです。

DestrcutionのMetal Dischargeのところで「所持CDの中で最もカッコイイ作品」みたいに書きましたが、このアルバムもそれに負けないくらいカッコイイです。




6. 失恋船長 ★★★ (2025-02-28 16:13:23)

前作で何かが吹っ切れたように感じますね。初期のスタイルに戻ったというのか、自らのルーツたるバンドに敬意を払いビルドアップされたスピード重視のサウンド、まさにこれをヘヴィメタルと呼ぶのではないのだろうか?細分化されたシーンにおいて逆に、斬新に聞こえる。
よりパワーメタル色が強まったのも古典及び正統派メタルを愛する猛者には、たまらない愛されポイントだろう。

ボビー・"ブリッツ"・エルスワースの癖の強い歌声もビタハマり、この声なくしてOVERKILLは成立しないと言わせるほど素晴らしいパフォーマンスを披露。轟音を響かせるリズムプレイに恐れ戦き、クールだが聴き手に圧を掛けまくる威圧感に飲み込まれそうになります。D.Dのベースも食らいつく獰猛さを見せつけ威圧感のあるサウンドに拍車を掛けてくれる。そんなアングリーなサウンドを司るギターワークは柔軟な表情を見せつけ聴き手を魅了。時には叙情味溢れるプレイで強烈なインパクトを心に刻み付けてくれます。繊細さと優美さ、そしてそれらとは真逆の表情を見せることで、表現した振り子現象、その鮮烈なるバイオレントさは年齢を感じさせないフレッシュ感に満ちあふれている。

今が全盛期、そういう言葉がピッタリだろう。冷めた激情、これぞニューヨーカーメタルの最高峰だろう。最後までテンションを下げずにやり切った、アッパレである。脱帽ですね。



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