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Circus Colossus (2009年)
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Circus Colossus
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解説 - Circus Colossus
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 火薬バカ一代 ★★ (2009-11-30 22:25:00)

上手いVoに上手いG、楽曲を壮麗に飾り立てるKeyと分厚いコーラス・ハーモニー、それに北欧のバンドならではの
ヒンヤリとした冷気を孕む叙情メロディに彩られた劇的な楽曲の数々・・・と、格調高い
北欧正統派HMサウンドを聴かせてくれるフィンランドの6人組が'09年に発表した3rdアルバム。
シンフォニックな序曲①に導かれアルバムの開巻を飾る、前2作を大きく上回るスケール感を有したドラマティックな
名曲②を聴いただけで、本編のクオリティに対する期待は高まるが、実際、③以降の流れでその期待が裏切られる事はない。
プログレ・メタル的な凝った曲展開とアレンジで聴かせきる④や、VAN HALEN風のメジャー・キーを用いたKeyリフが
印象的なアクセントとなっている⑦など新味を備えた楽曲を収録しつつも、要所を締めるのは②⑤⑨⑩といった
キャッチーな疾走感が心地良い、劇的なメロディ展開に心震わせられるLEVERAGE独自の魅力が光る正統派HMチューンの数々。
無論、ペッカ・ヘイノの絶品の歌唱は今回も健在で、特に⑧における色気と情感に満ちた歌いっぷりは腰にキます。
流石に3作目ともなると(完成度が高いからこそ)余りに優等生的なまとまり具合が物足りない、といった贅沢な不満を
覚えなくもないのだけど、静と動の対比も鮮やかにアルバムのラストを締め括る本編屈指の名曲⑩を聴けば、そんな些細な
不満は綺麗に吹き飛ばされる。ボートラ2曲含めて全13曲収録で捨て曲はなし。素晴しく良く出来た作品です。




2. ジョージベラス ★★★ (2011-06-23 15:24:34)

まだアルバム3枚しか出してませんが、このバンドはハズレ
がないですね。どれも完成度が高く文句の付けようがない。
メタリックなメロディアスハードでサヴァイバーをもっと
ハードにしたような感じだ。




3. 失恋船長 ★★★ (2025-06-29 19:51:45)

これもSpotifyからのオススメで知ったバンド。オープニングナンバーに当たるシンフォニックな②、こういう曲が続くのはチョイと苦手なのだが、③ではミドルナンバーへと展開、これは大歓迎。これによってシンガーである、ペッカ・ヘイノの圧倒的なパフォーマンス。その緩急を付けた歌い回しはドラマ性を際立たせ、これぞフロントマンという風格を感じさせる。
これが初見なのだが、かれらの新旧の作品に俄然興味も沸きましたね。シンフォニックなサウンドは、他のバンドとは違う攻撃的というのか、各楽曲に、他では聴けないようなオリジナルティを放り込み、野心を漲らせている。定番に陥らないパターンの構築。キーボードの使い方も絶妙で、これ以上はやり過ぎだが、このプログレタッチを最大限に引き出すように、ギリギリまで多用している。

個人的には少々苦手な面は拭いキレていないのだが、シンフォニック系への門戸を開くには十分過ぎるインパクトを誇っていた。なんと言ってもワタクシはシンフォニック系の初心者なので、大パクりをしていても気がつきませんが、この位は丁度良いと言える。

とにかく聴いていて忙しい目まぐるしく変る場面展開は演劇のようであり、その大立ち回りに息を呑むのだが、やはり耐性がない分、胃もたれ気味なのだが、この手のスタイルを愛する方には頼もしいバンドである事は疑いが無いだろう。

パワフルなドラムとベースからなるアンサンブルの力強さ、キーボードは併走するように皆をリード。ギターチームが大きな鍵を握っていないのだが、それは、この素晴らしい歌声を皆に聴いて貰いたい一心なのだろう。アレンジ命、楽曲最優先。そういう姿勢を取るバンドに隙は見当たりませんね。イングヴェイのRISING FORCE見たいな⑩も見事な配置で飽きさせない。本来はこれがアルバムを締める曲なので、この攻撃性とスピード感、そして力強い歌声が聴き手のハートを掴む姿に心を動かされますね。

シンフォニック初心者も、毛嫌いせずに少しは手を出すべきなんだろうと思いましたが、まだなだチェックしないといけない音源が多いので、どうしても後回しになります。そんなワタクシを振り向かせた今作には最大の賛辞を送りますよ。
上手い歌い手だなぁ。ちょっとチェックしないとね。



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